早乙女乱馬が女になる日
第三話
翌日、乱馬は放課後一目散で猫飯店へ向かった。
[おお、婿殿どうした?血相を変えて?]
なんとなく切迫した様子の乱馬を見てコロンが言った。
[い、いやあ、チョットお腹が減ってたもんだからさ。]
乱馬は適当な事を言ってごまかす。
[ふーむ、まあいいわ。]
[それにしても婿殿、体つきがとても女らしくなったのう。]
[以前の擬似女の時とはまるで体のラインが違うぞよ。]
[男を知った艶のある女の体をしちょるぞ、今の婿殿は。]
[正直にもうしてみい、誰にも言わんと約束するじゃて。]
[でないと、相談にも応じてやれんぞ、婿殿。]
コロンはすでに見抜いていた。
乱馬が男と肉体関係を持った事を。
小うるさいシャンプーとムースは出かけているようで、
幸いにも店にはコロンしかいなかった。
[わかったよ、すべて話すよ。]
乱馬は覚悟を決め、コロンにすべてを話す事にした。
コロンは店の札を休憩中に入れ替え、完全に人払いをして乱馬の話に耳を傾けた。
[実はさ、あの、昨日・・・。]
[ある男と関係を持っちゃったんだ・・・俺。]
[でさ、その際に・・・。]
[中出しされちゃったんだ、俺。]
[なんと婿殿、その話本当か!?]
乱馬の話に驚くコロン。
[この期間、男と交わるのは危険だとこの前申したであろう、婿殿。]
[なのにどうしてわざわざ男と性交し、]
[それだけではなく、避妊もせんかったのじゃ!]
コロンが乱馬を叱責する。
[う、う、その、なんか雰囲気に流されちゃって・・・。]
まさに女しか言わないようなコメントをする乱馬。
[ふー。]
[要するにもう心が女に支配されてしまったんじゃのう、婿殿は。]
[そしてそのまま今度は体が女としての喜びを感じてしまった。]
[そうじゃろ、婿殿?]
スバリご名答!コロンの指摘に乱馬は反論ひとつ出来なかった。
[男よりも女の方が性的な快楽の刺激は強いと言うが・・・。]
[まあ済んだ事をいつまでもウジウジと説教たれても仕方がないわい。]
[それにしてもまずい事になったぞ、婿殿。]
[男と性交したとしてもじゃ、避妊さえしていればまあ問題はなかったのだろうが、]
[無避妊で交わったのはかなり危険じゃぞ。]
[理由は明白じゃ。]
[妊娠の危険性があるからじゃよ、婿殿。]
[もし妊娠でもしようものなら、・・・。]
[絶対にこの先一生男には戻れん!]
[それは仮に最悪妊娠した子供を堕胎したとしてもじゃ!]
[妊娠の段階でもう体が完全に女の機能で循環してしまうので、]
[どんな事をしても男には戻れんのだ。]
[そして婿殿のような女溺泉に溺れた者の場合、]
[生理と生理の間はほとんど危険日になってしまうそうなんじゃ!]
[酷な事を言うようじゃが、もう祈るしかあるまい。]
[次の生理が来る事を。]
[もう打つ手はないのじゃから。]
コロンの言葉がズシンと乱馬に響く。
猫飯店を後にした乱馬はもう目の前が真っ暗だった。
突きつけられた現実の可能性はたった二つ。
生理が来れば、元の男女の体に戻る事が出来るが、
生理が来なかったら・・・。
男に戻れないどころか、妊娠してしまうので、一児の母になってしまう!
“俺・・・どうしたらいいんだろう???”
乱馬は重い足取りで、天道家へと帰っていった。
〜翌日〜
乱馬はもちろん誰にも相談できる訳なんてない。
憂鬱な時間だけが流れていく。
[どうしたの、乱馬?]
[元気ないわよ?]
あかねが優しく声をかけてくれるが、
[ううん、何でもないよ。]
乱馬はあかねに真実を話せなかった。
その日も学校が終わり、乱馬は重い足取りで家路に着いていたが・・・。
[よ、よお、乱馬。]
そこへ現れたのが・・・・。
[りょ、良牙。]
良牙だった。
[ど、どうしたんだよ?こんな所で?]
[ばか、俺はおまえを待ってたんだよ。]
良牙は乱馬の事を学校の近くでずっと待っていたのだ。
[俺を待ってた?]
[あ、あれは昨日だけの約束だろ?]
[もう、女としては会わないって。]
[俺帰り際、おまえに言ったじゃないか?]
乱馬は困惑した。
一度キリだから、許した体なのに。
これ以上また良牙と体を重ねてしまっては、もう男になんて戻れやしない。
乱馬は実は恐かったのだ。
女としての快楽を知ってしまった自分が。
それをなんとか封印し、男に戻ろうと昨日決めたばかりだったのだが・・・。
[何で俺の事避けるんだよ、乱馬?]
[俺の事嫌いか?]
[俺、昨日言ったじゃないか。]
[一生おまえを大事にするから女でいてくれってよ。]
[良牙、一生なんて軽々しく言うなよ。]
[それに俺、まだ女でいるって決めたわけじゃないんだ。]
乱馬は良牙の必死の願いを受け入れようとはしなかった。
だが良牙はあきらめなかった。
[乱馬・・・。]
[“あのビデオ”をばら撒く事になってもか?]
“ビク!!!”
乱馬の背筋に一瞬冷たいものが走った。
良牙はついに姑息な手段に打って出た。
なんと昨日撮ったハメ撮りビデオを無作為にばら撒くと言い出したのだ。
乱馬はそのまま動けなくなってしまった。
[さ、行こうか。]
良牙は乱馬の肩に手を回し、また自宅へと向かった。
〜良牙の家〜
“” [あ、ああ・・・ん。]“”
“”[りょ、良牙様のザーメンを・・・・。]“”
“”[あ、あたしの中に注ぎ込んでください・・・。]“”
[どうだい、乱馬?]
[俺たちの愛の記録は?]
[・・・・・・・・。]
良牙はこれ見よがしに、乱馬の前で昨日のビデオを流した。
乱馬は終始無言で、ただ無表情に卑猥な映像が映し出されたモニターを見ていた。
[あのな・・・良牙、言い辛いんだけどな。]
[俺、昨日良牙とHした事で、・・・。]
[“”“妊娠したかもしれないんだ”“”。]
乱馬はついに良牙に告白した。
自分の体が今、とても妊娠しやすい時期である事を。
[ホ、ホントか乱馬?]
良牙は驚いた様子で乱馬にたずねた。
乱馬はただ黙って良牙の言葉にうなづいた。
[ならなおさら好都合じゃねえか?]
[もう女として生きていけよ。]
[俺の子供を産んでさ。]
[俺はおまえ無しじゃ生きられそうもないんだよ。]
良牙は水商売女のヒモのように乱馬に泣いてすがった。
子供を産んで自分と一緒に生きてくれと。
その姿はいつも、ライバルとしてみせる良牙の強くて凛々しいものとは程遠かったが、
乱馬はなぜかそんな良牙の姿にキュンとしてしまうのであった。
[約束・・・。]
[できるか?]
[俺と、・・・その、産まれて来るかもしれない子供をしあわせにしてくれると。]
乱馬は良牙に語りかけた。
[お、おう、約束するぜ!]
[俺も格闘家の端くれだ嘘はつかねえ!]
良牙は力強く宣言した。
[だ、だからよぉぉぉ。]
良牙はオナニーを知ってしまった猿のように、無我夢中で乱馬の体を求め、
目は血走り、両手はいつの間にか乱馬の胸と大事な所へと伸びていた。
そんな良牙を見て乱馬はクスッと小さく笑い、着ていた物を脱ぎ始めた。
その笑顔は何か吹っ切れたような、そんな感じがするものだった。
[ら、らんまぁぁぁぁぁ。]
[大好きだぜ!]
全裸になった乱馬を良牙は力一杯抱きしめた。
“ドピュ、ドピュ”
そしてふたりは中出しセックスに没頭した。
良牙はどうも乱馬のアソコから垂れてくる、
自分の精子を見るのが痛く気に入ってしまったようで、
中出しのごとにチンポを引き抜いて、
ポッカリ空いた乱馬の膣口からこぼれる精子を眺め、
それにまた興奮し、精子まみれのアソコにチンポを押し込んでいった。
[あん、あん、あん!]
乱馬も女としてよがる事を覚えてしまった。
こうなると、もう引き返せない。
“”“男の体へと”“”
続く